加齢臭で最もよく耳にするのが「枕が臭くなる」という事です。
自分の加齢臭を初めて自覚するのも枕の臭いからが多いようです。
小さい頃いやだったお父さんやおじいちゃんの臭いが、気付いたら自分もしていたという事にショックを受けた方も多いのではないでしょうか?
また、最初は気になっていた枕の臭いも、慣れてくるとだんだん気にならなくなってしまいます。
そうなると、臭いに鈍感になってしまい、自分では気が付かないのに他人から臭いと思われるようになってしまいます。
枕の臭いが気になりだしたら、慣れる前に対策しましょう。
まず、枕カバーはまめに交換する事が重要です。
長期間使い続けると、日常の洗濯だけでは臭いが取れなくなってしまいます。
また、臭いの原因物質が溜まることで寝室全体が加齢臭で充満してしまうようになってしまいます。
できれば2~3日に一度は枕カバーを交換しましょう。
仕事が忙しい方は朝シャワー派の方も多いのではないでしょうか?
これは枕の臭いを急激に悪化させる原因になります。
入浴しないでベッドに入れば、当然日中に分泌した皮脂や脂肪酸が大量に枕に浸透します。
仮に洗顔をしたとしても、加齢臭が発生するのは顔だけではありません。
加齢臭は頭皮・耳の後ろ・首などからも発生しますので、これらの部分から枕に臭いが移ります。
また、古い皮脂を放置することで、皮脂の酸化が促進してしまい、原因物質であるノネナールが発生しやすい環境になってしまいます。
できるだけ就寝前の入浴を心掛けましょう。
就寝前の食事も皮脂の分泌を促進し、枕の臭い原因の1つになります。
意外に悪影響があるのが糖分や炭水化物です。
糖分や炭水化物を摂取すると、その後急激に皮脂の分泌量が増えますので、肉類や脂質の多い食材よりも悪影響があります。
就寝前2時間以内の食事はできるだけ避けるようにしましょう。